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めっき技術の開発
Development
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多様なめっき技術
Plating technology
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三重県一の充実した設備群
27Line Facility
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一貫生産体制
One-stop service
対応技術
- 金めっき
- 銀めっき
- 錫めっき
- 硬質クロムめっき
- ニッケルめっき
- 無電解ニッケルめっき
- 銅めっき
- 亜鉛めっき
- 錫リフローめっき
- 鉛フリーはんだめっき
- 真空熱処理
- バレル研磨
- 溶剤洗浄処理
- コーティング
旭鍍金は、金属表面処理加工のトータルソリューションカンパニーとして、あらゆるめっき処理に対応しています。フープめっき、バレルめっき、静止めっきを中心とした県下最大級の27に及ぶめっきライン。溶剤洗浄や、バレル研磨、真空熱処理といった前工程から、テフロンコーティングやMPコーティングなどの後処理工程まで、金属表面処理加工のワンストップサービスを提供しています。開発段階の試作品から月産数百万個の大量生産品まで、多種多様なめっき処理に対応し、10㎜以下の極小部品に対する1ミクロン以下の膜厚調整を可能とした精密めっきも得意としています。
より高度なめっき処理技術をめざして
旭鍍金は、日々高度化されるお客様の要求をご満足いただける形で満たせるように、技術向上への歩みを止めません。当社は、中小企業ものづくり高度化法に申請して「高耐食性めっきプロセスの研究開発」に現在取り組んでおります。プリント基板の実装工程では従来、電子部品の接点などをスズと鉛の合金でハンダ付けしておりました。
しかし環境問題から鉛が使えず、現在ではスズと銀や銅の合金のハンダ付けがRoHS指令により求められています。
一方でこの合金は融点が従来より高いため、金めっき部分の表面のピンホールを埋める封孔処理剤が劣化し、下地のニッケル層が腐食しやすくなるという課題がありました。そこで当社はピンホールを埋める封孔処理剤処理を行わず、従来の金めっき部分をスズ、パラジウム、金めっきの多層めっきとし、腐食を防ぐことにしました。さらに下地のニッケル層を特殊スルファミン酸ニッケルめっき被膜を施して表面層の電位差を小さくしました。これらの結果、多層めっき層が薄くなっても耐食性に優れた金めっきが可能になりました。実験では封孔処理剤処理をした従来の接点と同等以上の耐食性を確認しており、今後の実用化を目指しております。